同人誌人気No.1で「NTR」ブームの火付け役
『夏のオトシゴ』とは
2016年5月にアイスピックが公開した32P読み切りの同人誌『夏のオトシゴ』をご存じでしょうか?
同人誌『夏のオトシゴ』は、2次元世界における「NTR」の草分け的存在・火付け役と言われていて今現在も23万部以上ダウンロードされていて、今もなお売れ続けているいわば「不朽の名作」の地位を確立したと言えるのではないでしょうか?
「NTR」フェチを語るうえで外せないこの作品をご紹介したいと思います。
『夏のオトシゴ』作品紹介
ある夏の日、互いに結ばれた少年と少女。それまで地味だった少女は、少年とのデートを機に華やかに変貌を遂げる。しかしそれが、同級生のヤリ手の男子から注目を浴びるきっかけになってしまう。そこに偶然、少女の不運が重なってしまい…。
タイトルと本文31pで計32pです。Hシーンは20pくらいです。サイズは約1150×1600ピクセルです。
「夏のオトシゴ」のあらすじ
ある高校に通う地味な女の子「一ノ瀬香奈」(いちのせかな)は、同じクラスの男子「山岡太郎」(やまおかたろう)から告白されて付き合うことになります。
おしゃれに気を使ってない感じの、ヘアスタイルイマイチで地味なメガネっ子女子が、ぼさぼさだった髪を切って、眼鏡をコンタクトに変えて一変します。急に見違えるように可愛くなった彼女。その甲斐あってか、付き合って一ヶ月後には初体験を無事に済ませます。
ある日、同じクラスの男子「藤池」は、急に可愛くなった「一ノ瀬香奈」が、机の中からポーチを落としてそのまま忘れて帰るところを目撃することになります。
その「一ノ瀬香奈」ポーチの中には、コンドームが入っていました。 「藤池」は「一ノ瀬香奈」さんを追いかけて、途中で呼び止めると、ポーチを届けながら中身のコンドームのことを追求します。
更には、「クラスメイトに言いふらしてもいい?」と脅迫します。「一ノ瀬香奈」は、「私はどうなってもいいから彼氏を巻き込まないでください」と泣き出してしまいます。
「藤池」は、その 「一ノ瀬香奈」の人の良さに付け込んで、「一ノ瀬香奈」の自宅の部屋まで押しかけ、強引にカラダを弄び、寝取ってしまうのでした・・・
「夏のオトシゴ」の感想
本命の彼氏「山岡太郎」(やまおかたろう)の描写が薄く、メインが「藤池」に弄ばれるシーンなのは仕方が無いとしても、もう少し「山岡太郎」(やまおかたろう)の描写が欲しかった気がしますね。
話の中心は、彼女が「藤池」に弄ばれ、寝取られていく中での彼女の気持ちの動き・葛藤を背景に、エロいシーンをちりばめてあります。
何事もなかったかのように、「一ノ瀬香奈」をベッドに押し倒して、
「上脱いじゃおっか」
とまるで何か予定されている事が予定通り行われるような淡々としたセリフに少し残酷性を感じます。
手際よく、制服のブラウスのボタンを外して、はだけられたと思うと、何の躊躇もなくブラジャーをずり下ろします。ここはもったいぶって性感をあげたいシーンかと思いきや、彼女にあきらめや絶望を味併せたい演出なのでしょう。見た目でもよく判る豊かなバストをあらわにされてしまいます。
「一ノ瀬さんのおっぱいでっけー。これブラのサイズ合ってないでしょ?」
無機質に発せられる「藤池」の言葉もしっかりと、「一ノ瀬香奈」を官能の海へと誘っていきます。乳首をギュッとつままれると、素直に反応してしまい、乳首が性感帯なのがバレてしまいました。
「かわいい声。乳首感じやすいんだ」
「もう少し、優しくお願いします…」
「藤池」は、この会話で、もはや抵抗はされない…と確証を得たのか、不敵に笑みを浮かべた後、まるで「おあずけ」を喰らっていたかのように夢中で容赦なく「一ノ瀬香奈」の巨乳に吸い付きます。執拗に責められて、まさかの乳首イキをしてしまいます。一度だけ彼氏とエッチをしただけで、こんなにも体は反応してしまうのでしょうか?元々、性に対しては敏感だったのでしょうか?それとも・・・
すっかり性に目覚めてしまった「一ノ瀬香奈」は、彼氏以外の男に弄ばれても、嫌がっていても、のカラダの反応だけは止められないのでした。
「イッてないと」言い張る「一ノ瀬香奈」に、「藤池」は下着に手を突っ込んでしっかりと愛液でびしょびしょ濡れになっている秘所を確認します。序盤のこのシーンまでが、まるで計算されつくさていたかのように流れるようにスムーズに進んでいきます。

その後は、まだ彼氏と一度しかしていない「一ノ瀬香奈」のキツキツのおマンコに、「藤池」がデカチンを無理矢理挿入します。だいたい間男のおチンチンは大きいと相場は決まっていますが・・・。
「一ノ瀬香奈」は、デカチンを受け入れただけで、入っただけで軽くイッちゃっいます。その後は、まるで獲物を味わうかのように味わうように正常位でゆっくりと「一ノ瀬香奈」のキツキツのおマンコを堪能していきます。
「一ノ瀬香奈」のキツキツのおマンコを味わいながら、余裕の出てきた「藤池」は、次のステップへと順調に進めていきます。「舌入れのディープキス」で意思確認をした後は、四つん這いにされ後ろから挿入し直します。ここは、「一ノ瀬香奈」の心の葛藤がメインです。カラダは後ろから「藤池」にされるがまま・・・
(私、こんなはしたない格好で、山岡君以外の男の人と…セックスしてる。こんなの絶対ダメなのに、ダメなのに…)
そう思えば思う程、不思議と快感はどんどん増していき、ビクッビクッと中でイってしまいます。
「藤池」はあくまでも自分の欲望のペースで「一ノ瀬香奈」を突きまくります。「一ノ瀬香奈」は、イッた後も、カラダを震わせ、アソコはギュッと締め付け、アナルはヒクヒクさせながら、「藤池」に突かれるままカラダをゆだねています。
イッているのになお激しく突かれ続ける「一ノ瀬香奈」は、愛液をポタポタと滴らせながら、泣き腫らしてしまいます。シーツをぎゅっと掴みながら逃げるようにする「一ノ瀬香奈」をしっかり掴みながら最後は中でゴム発射のフィニッシュを決める「藤池」。
ここで泣いた意味は・・・?彼氏への罪悪感?自分への情けなさ?「藤池」に対しての憎しみ?いや、この快感に溺れそうな自分に対して・・・?

これで終わりかと思った「一ノ瀬香奈」に「藤池」は、
「ゴムもう一個あるみたいだから、ちょっと休憩したら再戦ね」
という言葉を浴び2回戦へ。
もはやNTRとしてはここまでで十分完成していると思うのですが、更に
「一ノ瀬さん、真面目な話さ、俺と付き合わない?」
「…お断りします」
「えーいいじゃん。ほら、奥の方、気持ちいいでしょ?」
問会話を交えつつ、激しく犯し続ける「藤池」と、抵抗し続ける「一ノ瀬香奈」。体位を支配されて、「藤池」に、
「俺たちはセフレだよね」
と言われても、「一ノ瀬香奈」は何も答えられなくなっています。
そうするうちに「藤池」は一度、デカチンを抜いて不審な行動にでますが、「一ノ瀬香奈」が気付いた時には、ゴムを外してしまっていて、生挿入されてしまっていました。

「抜いて下さい!」
「ごめんもう我慢の限界。生オマンコ気持ち良すぎてすぐに出ちゃうわ」
主導権は、「藤池」が握っていますので当然聞き入れられません。「一ノ瀬香奈」もあきらめたのか、
「お願いします!せめて外に出して下さい!」
というのが精いっぱい。当然これも受け入れられるはずもなくて、
「大丈夫だって、一回くらいじゃ妊娠しないから」
「おねがいですから、外に!」
「あー精子登ってきた、一番奥で出すよ!」
流れで、「一ノ瀬香奈」は、奥まで精子を注ぎ込まれます。
この時の描写で、「一ノ瀬香奈」は、「藤池」を抱きしめてしまっています。快感のあまりに無意識だったのか?それとも「完堕ち」したのか・・・?
たっぷりと中出しされた「一ノ瀬香奈」のイキまくってキュッとすぼんだ割れ目から、ドロドロと新鮮なザーメンがあふれだします。
「そろそろ親御さんも帰ってきそうだし、おいとまするわ。また明日学校でねー、一ノ瀬さん」
と悪びれる様子もなく声をかける「藤池」の言葉が耳に入っているのかどうか・・・
「一ノ瀬香奈」が、精子をひたすら掻き出しているシーンがラストシーンですが、このシーンで読者は色々とNTR妄想を膨らませるしかありません。
『夏のオトシゴ』では、主に主人公「一ノ瀬香奈」が「藤池」に犯され、弄ばれ、そして最後には中だしまでされてしまうという内容になっています。彼氏の「山岡太郎」は冒頭に少し出てくるのみで、作品の中からは、あくまで彼女のセックスシーンとその際の彼女の葛藤や心境の変化から見事にNTR(寝取られている)と言う事を読者が確認するストーリーになっています。
この後、彼女は、彼氏の「山岡太郎」にこの事を打ち明けるのか?打ち明けないのか?とか、彼氏の「山岡太郎」に対しての気持ちはどうなるのか?この後、「藤池」との関係はどうなるのか?この辺りは読者側へと委ねています。
結論を決めずに、読む人のネトラレ度に委ねているからこそ、『夏のオトシゴ』はこんなにも支持されているのではないでしょうか?
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