古典の世界に観る「NTR」の世界線 ① 『源氏物語』その1

2次元 NTR literature

類まれなるイマジネーションと表現力の持ち主、紫式部の世界線・・・

古典の世界に観る「NTR」の世界線

このサイトでもご紹介している「NTR」「ネトラレ」とはいわゆる「寝取られ」の事ですね。自分のパートナーが他人の好きにされる状況に、なぜか萌えてしまう性癖を指します。最近、市民権を得てきた感じの「NTR」だと思うのですが、いやいや、実はこの「NTR」なる性癖の歴史は意外と古くて、意外と広い、そして深いのでした。
挙げればキリが無いのですが、ここでは、細かい歴史的背景や文化的な重要度や政治的宗教的なものは割愛して、古(いにしえ)の日本人の先輩たちが傾倒してしまった「NTR」という性癖の世界線の一端をご紹介しましょう。

『源氏物語』に観る「NTR」の世界線 ~紫式部が想う恋愛観~

源氏物語』と言えば、日本人に最も馴染のある古典の中の1冊ではないでしょうか?
54帖の『源氏物語』を実際に読んだかどうかは別として、本の名前や著者とされている『紫式部』の名前くらいは一度は耳にされている事でしょう。
実はこの頃から作品の中に当時の恋愛観の投影が見て取れます。当時の社会は実質の『一夫多妻制』でした。庶民の生活はいざ知らず、宮中貴族たちにとっては『正妻・正室』の他にも複数の女性関係があり、男性側の『通い婚』が当たり前でした。(「妻問婚(つまどいこん)」とも呼ばれていたようです。)
庶民の結婚観に関しては、地域差もあったり資料も乏しい事からはっきりとした事は言えませんが、そもそも「夫婦」という形態よりも「村の中で子供が生まれればそれでよし」という価値観が大きかったと思います。当時の出生率や寿命を考えると、子孫を残す事が現代とは比べ物にならない位大変な時代でしたからね。

現代も実はこの『通い婚』が増えているそうです。基本的には同居はせずにお互いのルールで、定期的に相手の家を訪れて暮らすスタイルだそうです。
ただ、平安時代の通い婚には、① 妻は夫がくるのを待つのみ。 ② 子どもは妻の家で育てる。といった決まりがありましたので、現代の『通い婚』とはイメージが違いますね。

源氏物語における、主人公の『光源氏』は、今でいうところの『名うてのプレーボーイ』と言うところでしょうか?でも、個人的には『ただの変態』のような印象ですね。まぁ、前述したとおり、この時代は、男性は大なり小なり女性関係は派手なのは仕方がないですからね。
紫式部が、少しづつ加筆する形で成立したとされている『源氏物語』はまさに書きながら紫式部のイマジネーションが投影されていったと考えられています。

ここでは、『光源氏』と関係した女性にフォーカスを当てて当時の女性の、『NTR・BSS』の世界線について2回に分けて見ていきましょう。
 ⑴ 古典の世界に観る「NTR」の世界線 ① 『源氏物語』その1(このページです)
 ⑵ 古典の世界に観る「NTR」の世界線 ① 『源氏物語』その2

『源氏物語』で『光源氏』が関係した女性のうち12人+1人に注目

① 葵の上(あおいのうえ)

左大臣家のお嬢様で、性格も高貴なお家あるあるの高飛車な性格でした。16歳で『光源氏』(12歳)最初の正室となります。いわゆる最初の正妻ですね。ただ、『光源氏』はほぼ興味を持たずにあちらこちらで女性の間を漂う毎日でした。26歳で最初の子供を身ごもり、「子はかすがい」(子供への愛情から夫婦の仲がなごやかになり、縁がつなぎ保たれることのたとえ。)になるかと思われましたが、結果、六条御息所の生霊によって命を落としてしまいます。
光源氏』は、結婚中は葵の上に興味を持たなかったものの、亡くなってからは「なんでもっと愛してあげなかったんだ」と後悔します。
作中を通じて、『光源氏』は自分の手に入らない状態にならないと恋愛感情を持たないので、その典型的な描写ですね。無いものねだり?いや面倒くさい性格なだけでしょうね。
今風にAVのジャンルで行くと正妻なので「イチャラブ」のカテゴリーですかね。

② 六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)

光源氏』の年上の恋人(許嫁いいなづけ)です。(なぜか『源氏物語』には六条御息所と恋仲になる経緯の記載がありません)彼女は、7歳年上説と17歳年上説があります。高貴な身分の出自で、教養も知性も優れている知的な女性です。『光源氏』は17歳の頃、友人と恋愛話をするシーンが描かれていますが、そこで友人の頭中将から、「中流家庭の女がもっとも魅力的だ」と聞かされて、おそらく息がつまりそうだった高貴な女性よりフランクに付き合える中流の女性の方が良いかも、と影響されたのかも知れません。そのうち段々と疎遠になっていきます。

しかし、『光源氏』が読み違えたのか読んでなかったのかは判りませんが、疎遠になってしまった彼女は持ち前の強烈な嫉妬深さを発揮します。おそらく、『光源氏』を独占したいと渇望しながらも、年上だという引け目や、身分高い貴婦人であるという誇りから素直な態度を男に見せることができず、自分を傷つけまいと本心を圧縮しすぎたのでしょう。
疎遠になった途端に、あちらこちらで繰り広げられる『光源氏』の女性事情が耳に入ってきます。そんな中、今、夕顔という女性に一番熱をあげていると分かると、『光源氏』と逢引する夕顔を物の怪となって取殺します。(六条御息所の生霊が物の怪となったとされています)
その後、妊娠中の葵の上に生霊として付き纏い、葵の上は、無事出産をした後に急死してしまいます。六条御息所自身は、呪詛した覚えはないのですが、物の怪を平伏する加持祈祷の際に用いる「芥子」の匂いが自分から体からする事で、自分の生霊が葵の上を殺したと思いこみます。更には『光源氏』の愛情はすっかり失ってしまったと思った六条御息所は、彼との関係を断ち切るため斎宮になります。斎宮としての役目が終わるとそのまま出家してしまいます。『光源氏』には、娘に手をつけぬよう釘を刺しつつ、将来を託してそのまま病没してしまいます。『光源氏』は斎宮に興味を持ちつつも御息所の遺言を守り最後まで手は出しませんでした。
これで話が終わると思いきや、没後も、『光源氏』が御息所の話をしている時に亡霊として現れたり、紫の上や女三宮などにとりつき、源氏に恨み言を言いに出現したりしました。ま、これじゃ怖くて娘に手は出せないですよね。

後世、嫉妬深くて怨霊となったりする彼女の事を「鬼女」のように語り継ぎますが、個人的には、当時の時代の恋愛観、世界観には合わなかっただけで、現代に生きていれば、全然順応して生きていけたと思っています。個人的にはそんなに「鬼女」のイメージは無いですね。
今風にAVのジャンルで行くと「NTR」のカテゴリーですかね。ここは難しい。付き合った経緯が書かれていないので、葵の上から奪ったり、夕顔に取られたりなので「寝取り寝取られ」で良いと思います。AVに「生霊・怨霊・呪詛」のジャンルは無いですもんね。

③ 夕顔(ゆうがお)

中流階級の女性で頭中将という『光源氏』の親友の元愛人だった方です。ルックスは、細身で、か弱い印象の女のコなのですが、今でいう『逆ナン』(当時は男性から声をかけるのが主流の時代です)で光源氏を射止めて恋人関係までもっていった方です。身分をも明かさずにぐいぐいと迫っていったというので現代の女性並みですね。『見かけに騙されちゃいけない』とは夕顔の事かも知れません。
光源氏』とは、身分の差があり密かに関係を周囲に隠してお付き合いをしていたのですが、それを知った六条御息所に呪い殺されてしまいます。はしゃいでた割にはあっけなくお亡くなりになります。
まぁ、相手が六条御息所では仕方がないですね。
今風にAVのジャンルで行くと「NTR」のカテゴリーですかね。

余談ですが、この『夕顔』は、江戸時代に『源氏物語』がブームとなった際に、一番人気のヒロインだったらしく、当時のヲタ男性ファン(?)の間では絶大な人気だったと言う事です。
人気はかなりのものだったらしく、当時、なかなか藩を越えての移動が厳しい時代に、今で言うところの『聖地巡礼ツアー』のようなものが各地でブームになり、『夕顔推し』の全国のオタが京の都に押し寄せて、「夕顔」の自宅が建っていた場所を作中の描写から特定したファンまで出る過熱ぶりだったそうです。そのモデルとなった場所に、オタさんがポケットマネーで供養塔を建立したという程大人気だったそうです。(見たことは無いのですが、この供養塔は現在も一般家庭の敷地内に残されていて、テレビでも紹介されたそうです。)

④ 空蝉(うつせみ)

光源氏』が、猛アプローチをする女性です。その女性には、歳の離れたあんまりパッとしない夫が、すでにいる人妻の身で、若い男にフラフラするタイプではないのですが、そこは『狙った獲物は逃さない』といわんばかりの『光源氏』の「強引な夜這い」と、甘い「後朝きぬぎぬ」の文にやられてしまいます。
そこは、イケメン設定だから仕方がないかなぁ。かたや、猛アピールの『光源氏』は、『それほどキレイな顔でも好みでもないけど、愛嬌があってメチャクチャ好きです』的なノリでした。
まぁそんな感じでスタートしたので最後はあっけなく関係は終了します。こういった場合は病むのはだいたい女性ですよね。(現代では男性かも知れませんね)
まもなく世を儚んで最後には出家しちゃいます。
今風にAVのジャンルで行くと「人妻」のカテゴリーですかね。

⑤ 藤壺(ふじつぼ)

光源氏』の初恋の女性です。かのウィキペディアには、

藤壺(ふじつぼ)は、紫式部が著した物語『源氏物語』に登場する架空の人物である。作中で藤壺と呼ばれる女性は3人おり、混同を避けるため藤壺の宮(ふじつぼ の みや)、または藤壺中宮(ふじつぼ の ちゅうぐう)とも呼ぶ。光源氏の初恋の女性。

先帝の后腹(皇后所生)の女四宮(第四皇女)。同母兄に兵部卿宮(後に式部卿宮。紫の上の父)、異母妹に源氏女御(朱雀帝の妃、女三宮の母。同じく藤壺と称した)がいる。

桐壺更衣にそっくりの美貌の女性で、更衣の死後も悲しみに暮れていた桐壺帝がその噂を聞いて熱心に所望し、14歳で入内する。桐壺帝は藤壺と最愛の息子源氏を実の母子のように鍾愛し、共にその輝かんばかりの美しさもあって、藤壺は『光源氏』の「光る君」と並んで「輝く日の宮」と称された(「桐壺」)。

藤壺が亡き母によく似ていると教えられ、5歳違いの彼女に懐いた『光源氏』は、元服後も彼女を慕い続けて、次第に理想の女性として恋するようになる。そして藤壺が病のため里下がりした折に関係をもち(「若紫」)、その結果、藤壺は源氏に生き写しの男御子(後の朱雀帝の東宮、冷泉帝)をもうける。何も知らない桐壺帝は高貴な藤壺が産んだこの皇子を「瑕なき玉」と歓喜し溺愛したが、藤壺の心中は複雑だった。その年の秋に中宮に立后する(「紅葉賀」)。

その後桐壺帝から朱雀帝に世は移り、桐壺院崩御と共に弘徽殿太后(朱雀帝の母)側の勢力は日に日に増大する。『光源氏』・左大臣側の衰勢も著しく、主だった後見もいない藤壺は『光源氏』からの更なる求愛に悩まされた末、東宮を守るために出家を選んだ(「賢木」)。

東宮が元服し帝となった後は太上天皇に准ずる母后(国母)として、前斎宮(後の秋好中宮)の冷泉帝入内に協力したりと政治手腕を発揮する。37歳の厄年で重病に伏し、それまでの冷泉帝への後見を源氏に感謝しつつ崩御。「薄雲」帖で亡くなったことから、出家後は後世の読者から「薄雲女院(うすぐも の にょいん)」と呼ばれている。

没後、『光源氏』が紫の上に藤壺のことをうっかり語った際、それを恨み『光源氏』の夢枕に立ったりもしている(「朝顔」)。また『光源氏』が紫の上を見出したのも、そもそもは紫の上が藤壺の姪で彼女に瓜二つの美貌であったためであり(「若紫」)、後に朱雀院から女三宮降嫁の話を持ちかけられた折も、女三宮が紫の上同様に藤壺の姪であることにも心動かされて承諾してしまう(「若菜上」)。『光源氏』の生涯を通じて彼の女性関係の根源に深く関わり続けた、永遠の恋人といえる存在であった。

出典 ウィキペディア「源氏物語」

と記載があります。『光源氏』の初恋の女性にして、永遠の理想にして、最愛の女性・・・それは母親そっくりの5歳差の『光源氏』の義母でした。
義母相手では恋も叶わず、恋心を紛らすかのように『光源氏』は次第にヘタレていき、満たされようとして女性を求め続け、その浮気性に拍車がかかる結果になったのでしょう。長い間『光源氏』の求愛を退けて来ましたが、里下がりを追いかけて行って襲ってしまうという執念。その執念はご懐妊と言う形で実る事となりますが、この事が、この後のストーリーに大きな影を落としていきます。(その後ショックで出家します。)最終的には帝の母にまで上り詰めてしまうので、政治的にもややこしくなってしまいます。皇帝の正妻ではありますが、結果として、『光源氏』と浮気して、子供まで作ってしまい、何も知らない皇帝はその子を溺愛するという……。

今風にAVのジャンルで行くと「姉・シスコン」のカテゴリーですかね。

⑥ 朧月夜(おぼろづくよ)

当時権勢を誇った桐壺帝の右大臣の六の君(六番目の娘)で、弘徽殿女御の妹という高貴な生まれなのですが、作中では「珍しい艶やかで奔放な気性」の女君として描かれています。この時代にもこういった奔放な女性がいたのでしょうかね?
東宮(後の朱雀帝)の女御に入内じゅだいする予定でしたが、宮中の桜花の宴の夜に『光源氏』と出会ってしまいました。まるで「歩く危険物」のようですが、ここでの出会いをきっかけに関係に発展します。
その結果、入内じゅだいする予定は取り止めとなります。葵の上の死後、右大臣は『光源氏』と結婚させることも考えるのですが、弘徽殿女御がこの話に猛反対します。『光源氏』自身も、既に紫の上を妻にしていたためにこの話は実現しませんでした。

持ち前の美貌と、華やかな人柄から朱雀帝の寵愛を一身に受ける一方で、『光源氏』との逢瀬も密かに続けていました。朱雀帝は自身が『光源氏』の魅力に及ばないことを認めて、直接、朧月夜を責めなかったものの、彼女との関係が発覚したことが、右大臣と弘徽殿大后の怒りを買ってしまい。『光源氏』が須磨へ流される一因となりました。
帝の寵愛を一身に受ける一方、『光源氏』との逢瀬も密かに続ける・・・。彼女は欲張りだったのでしょうか?それとも、モテる自分に酔いしれていたのでしょうか?『光源氏』も相手の事よく判らないのに手を出すなんて軽率すぎますね。相手の朧月夜が、次期天皇の元へ入内じゅだいする予定の女性だと知った時はどんな気持ちだったのでしょうかね。 この一件で『光源氏』のいわゆる「SEX中毒」が公の元に晒されて、『光源氏』は、しばらくして京を追放されて「須磨流し」になるのでした。宮中の男性陣は、内心「ザマァw」と思ったことでしょう。(ま、すぐ帰ってきますが)

朱雀帝が退位した後、『光源氏』の時代になった時も、朱雀帝を選んで、帝に寄り添うのですが、朱雀帝が出家した後、なんとまた『光源氏』と関係を持ちます。女性って不思議な生き物なんですかね?それとも朧月夜が異常に性欲があったのでしょうか?
今風にAVのジャンルで行くと「浮気」「セフレ」「淫乱」のカテゴリーですかね。

因みに「朧月夜」と呼ばれる由来は、大江千里の和歌に由来します。

「照りもせず 曇りもはてぬ春の夜の 朧月夜に しく(似る)ものぞなき」(大江千里集 風月)
(解釈)晴れるのでも曇るのでもない、春の夜のぼんやりした月夜に比べられるものはないというのです。

この和歌を口ずさんだ朧月夜に、その後の『光源氏』の返しが参考になりますかね?

「深き夜の あはれを知るも 入る月の おぼろけならぬ ちぎりとぞ思ふ」(源氏物語 花宴)
(解釈)このような深夜のおもむきをあなたがおわかりなのはわたしに出会うというはっきりした(=おぼろけならぬ)前世からの宿命があったからだと思います

① 葵の上(あおいのうえ)から、⑥ 朧月夜(おぼろづくよ)まで見てきました。残りの6人+1人は、古典の世界に観る「NTR」の世界線 ① 『源氏物語』その2に続きます。

『源氏物語』に興味を持ったら、原典の前に読んでみませんか

興味はあっても、なかなか読み進められないのは『古典』という厚い壁があるからですかね。日本語ではありますが、古語の意味を知らないと読み進むのは厳しいし、文法も古文法が判らなければニュアンスを読み違えそうです。又、所々にでてくるキーポイントの『和歌』の解釈・・・。
まずは、現代風にアレンジされた『源氏物語』や、特定の人物や出来事にフォーカスして書かれた小説から入っていくというのもアリでしょう。何作かご紹介しますので興味があればぜひ手に取ってください。『源氏物語』の中の『NTR・BSS』の世界線をより濃密に味わるかもしれません。

1 源氏物語 あさきゆめみし

名作「あさきゆめみし」の完全版がついに登場! 初の連載時カラーページ完全再現を実現した、夢の全10巻。大きなA5サイズで、美麗な「大和源氏」の世界を堪能しまくれます。

2 私本・源氏物語

とびきり楽しい、庶民感覚の光源氏
「どの女も新鮮味が無うなった」「大将、またでっか」——世間をよく知る従者の眼からみた天下の美男は、こんなに本音で面白い!

3 新源氏物語

現代のヒーローとして甦った〈光る君〉。平安の宮廷で華麗に繰り広げられた光源氏の愛と葛藤の物語を、新鮮な感覚で〈現代〉のよみものとして描いた大ロマン長編――比類ない美貌と知性、そして高貴な身分を持つ源氏は、至福の愛を求めて、許されぬ恋、苦しい恋を重ねる……。上巻には、「眠られぬ夏の夜の空蝉の巻」より「佗びぬればはかなき恋に澪標の巻」までを収める。

4 源氏物語 巻1

誰もが憧れる源氏物語の世界を、気品あふれる現代語に訳した「瀬戸内源氏」。文学史に残る不朽の名訳で読む華麗なる王朝絵巻。巻一では、光源氏の誕生から、夕顔とのはかない逢瀬、若紫との出会いまでを収録。すべての恋する人に贈る最高のラブストーリー。

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